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【レポート】真夏の夜のこわい話

「まほうのつえ」さんによるスペシャルなおはなし会

日中に行われることが多いおはなし会ですが、今回は「こわい話」のおはなし会。いつもとは雰囲気の違う夜のキッズスペースに集まってくれたお子さんたちもやや緊張した面持ちです。

この「真夏の夜のこわい話」は、延岡市内で広く活躍されている読み聞かせグループ「まほうのつえ」さんによるスペシャルなおはなし会です。

「まほうのつえ」さんは、文字を読まなくても、耳からことばやおはなしを聞くことで本に触れるきっかけとなり、読書好きな子どもが一人でも増えることを目標に活動されています。

今回は真夏の夜にふさわしい、背筋がひんやりするような絵本やお話をたくさん用意してくださいました。

 

 

まずは手遊びで緊張した気持ちをリラックスさせてから、いよいよこわいお話のスタートです。

絵本のページをめくるごとに、肩を縮こまらせてドキドキしながらも食い入るように見入るお子さんたちとその様子を見守る親御さんたち…。

 

 


恐ろしくもドキドキする話の展開に、「この人どうなったの?」「これおばけ?」とつい声が上がってしまいます。

部屋の照明を落とし、スタンドライトの薄暗い明りの中でのストーリーテリングはさらに怖さが倍増。みんなで身を寄せ合ってお話を聞きます。

 

 


なかでも、赤いハンカチが出てくるお話では、読み手の野田さんが実際に赤いハンカチをパッ!と投げる場面もあり、これには子どもも大人も声が出ず、「!!!!!!」と息をのむほど、驚きました。

 

 

笑いで体をほぐします

おはなし会も半分が終わったところで、『おばけなんてないさ』の手遊びをしながら、怖さでドキドキしている気持ちをいったんリラックスさせます。

さらに、『ちゃちゃつぼ ちゃつぼ』のフレーズでおなじみの手遊びをスピードを上げながら繰り返して、会場は笑いに包まれます。そして、ちゃつぼに取っ手のついたバージョンでは、難しさのあまりにさらに爆笑!ニコニコ笑顔があふれました。

手遊びをして、強張った気持ちも体もほぐれたところで、後半のスタートです。

 

 

いよいよクライマックスへ

後半は先ほどのちゃつぼの手遊びに関連して、古い古い道具に宿ると言われる、つくもがみの絵本から始まりました。さらにここ県北で「ひょうすんぼ」とも呼ばれる、河童の絵本なども織り交ぜながらおはなし会は進んでいきます。

 

 


怖さが最高潮に達したのは、『怪談えほん いるのいないの』(京極夏彦作/岩崎書店)ではないでしょうか。ご存知の方もおられると思いますが、日本の古い家屋に漂うあの独特の不気味さが印象的な絵本ですが、最後のページが…!(ご存知ない方はぜひお手に取ってみてください。但し、自己責任で…。)

ピークに達した怖さを少しずつ和らげる絵本やストーリーテリングでおはなし会もクライマックスです。

最後は怖い気持ちを引きずらないように、楽しい小道具を使った『さよならさんかくまたきてしかく』の歌で会を締めくくりました。

 

 


終わったあと、口々に「怖かったー!」「怖くなかったよ!」とさまざまな感想が飛び交いました。

1時間という大ボリュームのスペシャルなおはなし会でしたが、怖い話と楽しい手遊びが絶妙にミックスされた緩急のついた内容にみなさん大満足の様子でキッズスペースを後にされました。

参加されたみなさんは、涼しくなりましたか?帰り道、後ろから何かついてきたりはしませんでしたか?

 

今後も「まほうのつえ」さんによるスペシャルなおはなし会を開催予定です。

ぜひふらりと立ち寄って、楽しいおはなしの世界を経験されてみてはいかがでしょうか。お子さんだけではなく、大人でも絵本やおはなしを聞くと心がほっこり豊かになりますよ。みなさまのご参加をお待ちしております。

 

担当:鈴木