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【レポート】延岡名物「八杯汁」体験教室と試食会

 

「八杯汁」ご存知でしょうか?

延岡の郷土料理「八杯汁」をみなさんはご存じでしょうか?「八杯汁」とはかつて法要や祝いの席などで食べられた郷土料理でもともとは延岡藩内藤家のご家中料理でした。

名称の由来は「8杯食べてしまうほど美味しい」「1丁の豆腐で8人分作れる」「だし汁6醤油1酒1の8杯だから」など諸説があるそうです。

 

しかし郷土料理とはいえ、市民には馴染みが薄いのが現状。

まずは市民に広く知ってもらい、チキン南蛮に続くご当地グルメとして全国に発信していきたいと「のべおか八杯汁の会」の皆さんが延岡名物「八杯汁」体験教室と試食会を開催して下さいました。

 

 

全て地元の食材

「のべおか八杯汁の会」とは昨年5月に発足し、現在ではメンバーが17名。

今年度の市民まちづくり活動支援事業にも採択され、健康施設での催しや道の駅などでPRを行うなど、延岡市内でカレー店を営む甲斐忠男さんを中心に「八杯汁」の認知度を高めようと勢力的に活動を行っています。

 

第1回目はシンプルな具材のみで作るベーシックな「八杯汁」の作り方を学びます。

 

全て地元の食材を使う事が「八杯汁」の定義だそうです。材料は乾燥椎茸・豆腐・水・いりこ・椎茸の戻し汁・刻みネギ・海苔といたってシンプル。

まずは、いりこと水を鍋に入れ沸騰したら弱火にし12~13分程煮出しザルでこして煮出し汁を作ります。

 

 

そこにさいの目に切った豆腐と一晩水につけて戻した椎茸、戻し汁を加えます。

豆腐は約7mmのさいの目に切るのですが、あまりに細かい作業に参加者の方から驚きの声が聞こえる程。椎茸の軸も細かく切って無駄にはしません。

 

 

醤油・みりん・酒で味付けをし、水溶き片栗粉でとろみをつけ仕上げに刻みネギと海苔をのせたら「八杯汁」の完成です。

 

 

椎茸のさっぱりとした出汁と細かく切った豆腐がさらりと口の中で広がり、手間と時間をかけ丁寧にとったお出汁は、小さな子供からお年寄りにも好まれそうな優しい味でした。

 

参加者からは、

「具材を変えた八杯汁も食べてみたい!」

「シンプルなだけに味付けのバランスが難しそうだけどポイントを聞けて良かった」

「これからの暑い季節では冷たくしても美味しそう!」などの声があがりました。

 

 

今後も具材を変えて継続

今回は一番ベーシックな「八杯汁」の作り方でしたが、今後は江戸時代の内藤家で栽培した七萬石トウガラシ・かぼちゃ、自然薯のとろろ、あげみを入れたり、薬味を変えてみたりと季節ごとに様々なアレンジをした「八杯汁」を提案していきたいそうです。

 

次回は8月8日(水)を予定しています。地元の郷土料理の味を確かめにご興味のある方は是非ご参加ください。お待ちしております。

 

担当 横山